エネルギーとして使う
炭水化物ダイエットの歴史
炭水化物ダイエットは、1800年代のイギリスで初めておこなわれたと言われています。 肥満に悩んだ男性が、運動量を増やしたり食事を控えたりと様々なダイエットをおこなったのですが、なかなか成果が出ませんでした。そこで医師に相談したところ、多くのタンパク質と適度な脂質を摂取しつつ、炭水化物を控えるようにとアドバイスされました。それに従うと、1年で体重を約25キロ減らすことができ、健康的な体質に改善されていったのです。 それ以降、炭水化物ダイエットをおこなう人が増えていったのですが、近年になって低糖質の健康食品が多く作られるようになりました。炭水化物が分解されることで糖質となるので、低糖質の健康食品は、炭水化物ダイエットに非常に便利と言えます。これが販売されるようになったことで、炭水化物ダイエットをおこなう人は、一層増えていくことになったのです。
断つのではなく適量の摂取が大事
炭水化物の摂取量を減らすことで、なぜダイエット効果が出てくるのかというと、炭水化物は過剰に摂取することで中性脂肪となるからです。適量を摂取すれば、生命維持や運動のためのエネルギーとなるのですが、エネルギーとして使われずに余った分は、体内に蓄積されるのです。しかし摂取量を減らせば、蓄積された分がエネルギーとして使われるようになるので、そのため体が細くなっていくわけです。 とはいえ、全く摂取せずにいると、体が極端なエネルギー不足となって、弱っていくことになります。そのため炭水化物ダイエットは、炭水化物を完全に断つのではなく、体が必要とする量を摂取することが肝心となります。 そして低糖質の健康食品は、それを実践しやすいように炭水化物の量を計算して作られています。そのため多くの人が、それを利用することで、健康状態を維持しながら炭水化物ダイエットを成功させています。